多種多様なIT職種を紹介する予定。

ITコンサルタントに必要なスキル

ITエンジニアのキャリアパスとしてよく挙げられるのが、ITコンサルタントだ。ITコンサルタントは、クライアント企業の経営課題を、ITの力で解決へと導く役割を担う。クライアントへのヒアリングや問題の原因追求、解決策の提案、解決策実行に必要なシステム導入支援などを幅広く手掛けるのが特徴だ。インフラ業務やシステム開発、上流工程などの経験を積んだ後、ITコンサルタントへとキャリアアップするケースが多い。

ITコンサルタントに必要なスキルは、コミュニケーションスキルだ。いくら質の良い課題解決策を思いついても、それをクライアントに理解してもらい、実行してもらえないことには何の意味もない。そのため、クライアント企業と自身双方が納得して業務を進めるためのコミュニケーションスキルは欠かせない。ITコンサルタントが関わる相手は会社の経営者や役員であるケースが多いため、そういった役職と対等に渡り合うためにも、コミュニケーションスキルは重要だ。論理的思考力も必要になる。ただ課題を指摘するだけでなく、その課題の本質や解決する道筋などを、順序立てて論理的に考えるスキルが大事だ。そのほか、チームをまとめ上げるマネジメントスキルや英語力なども有しておくと、さらに活躍の幅が広がるだろう。

ITコンサルタントは責任ある役割を担うため、ITエンジニアの中でも平均年収の水準が非常に高い。稼げるエンジニアを目指している人は、ITエンジニアコンサルタントを目標にすると良いだろう。