SEは、システムの構築において、主に要件定義や設計などの上流工程を担当する。上流工程の出来が後々の工程にも響いてくるため、非常に重要な仕事だ。そんなSEには、代表的なキャリアプランが3つある。マネジメント職に就く、技術を極める、独立してフリーになるの3つ道だ。
1つ目のマネジメント職とは、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダー、プロダクトマネージャーなどのことだ。プロジェクトやプロダクトの成功を目指し、チームメンバーや進捗などの管理を行ったり、そのサポートを行ったりする。自分の管理はもちろん、全体の管理も行わなければならないため、俯瞰的な思考力やコミュニケーションスキルが必要だ。
2つ目は、技術を極めてスペシャリストになる道だ。特定の分野の深い知識と高い技術力を身につけると、その道のプロとして活躍できる。現場から離れてしまうこともあるマネジメント職とは異なり、スペシャリストはずっと現場で働き続けることが可能だ。現場で働き続けたいのであれば、その分野の最新情報を常にチェックし、勉強を怠らないことが重要だ。
3つ目は、独立してフリーランスになる道だ。こちらは高いスキルが求められるが、自由度の高さが魅力だ。好きな仕事がしたい、家で働きたい、朝はゆっくりしたいなど、自分の希望を叶えられる。しかし、スキルがなければ仕事を得られず収入もなくなるため、こうしたリスクがあることは重々理解しておかなければならない。独立するなら独立についてよく学び、準備することが大切だ。